私らしさと美しさ
私らしくあることとは何だろうか。近頃、見えない私らしさを探して疲弊している人がとても多い気がする。かくいう私も、その一人だった。
美しいひとは、優しい。真に美しいひとは、ナチュラルに内から放たれた圧倒的な美しさと優しさを持っている。
それが何なのかということを具体的に言葉にするとしたら、健やかな全細胞から放たれる透明感・あたたかさ・高いエネルギー・凛とした空気感・品位・思い遣り。そんなことにふと気が付いたのは、38歳になったばかりの頃だった。
繰り返される日常への違和感
そういえば、はじめてドキドキしながら化粧をした中学生の頃からずっと、誰かが持つ美しさに憧れて真似しようと必死だった。流行りのヘアカラー、化粧品、日用品、家具、洗剤に柔軟剤、洋服、その他挙げればキリがないほどの流行アイテム、人気美容家にその都度憧れては、自分の人生との違いに嫌気がさしていた。
そんな私だが、化粧も買い物もファッションもひとしきり楽しみ失敗し尽くしたところで、ある日ふと何かの糸が切れたのだった。それらを探す日々の作業に疲れを感じ、飽き飽きしている自分に気付いたのだ。師である竹田 明弘氏が、もはや全く次元の異なるところで生きているのを見ていたのも大きかった。
化粧品や洗剤、柔軟剤を探して、ドラッグストアを往復する日々。疲れているのに、スーパーで何を買えばいいか分からず、帰れない。もう駄目だ。思考が停止する。
そんな無駄な時間に、命という時間を費やす日々。私は、永遠にこんなことを続けるのだろうか。何も成し遂げず、振り回され続ける。そんな自分が何だか情けなく、涙さえ出るのだった。思えば、この目に入ってくるすべての情報に、とても長い期間振り回され続けていたんだろう。
竹田氏の教え
そんな私が竹田氏と出逢い、彼の生き方・思考から学んだことで人生が大きく変わった。それも、たったの数年間で。
竹田氏の教えは知識・技術の伝承のみにとどまらず、その生き方・思考・志・品位・魂で目の前の人の人生を大きく変化させ、次のステージへ導いていく。私が竹田氏から学んだことについても、これから少しずつ書いていきたいと思う。
一方私はいつも社会の端くれで生きて、失敗を繰り返してばかり。一生懸命生きているはずなのに、何も成し遂げることが出来ない日々。挙げ句の果てには、何も出来ない奴だと多くの人々に罵られる始末。事実、何をやっても全く駄目な人間だった。
病気やトラブルは絶えず、愛する子どもにも嫌われ喧嘩ばかり。誰にも何にも感謝出来ず、文句や不満ばかり。悲しみの涙しか知らない、そんな人間だった。
気がついたら、変わっていた
そんな私が変わり、身も心も軽くなり、大切な人のため、誰かのために生きようと考えられるようになった。悲しみの涙ではなく、喜びや感動の涙が流せるようになった。時には恐れ多くも「素敵ですね」と言ってくださる方まで現れたのだった。
2017年、竹田氏と出逢い人生が変わった。いや、気が付いた時には変わっていたのだ。これは竹田氏に助けて貰った経験がある多くの人が口を揃えて話すことだ。私の場合も、もし彼と出逢わなかった未来を想像するとぞっとする程だ。そんなことについても、これから少しずつ書いてみたいと思う。
現時点で思う、私らしさとは
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