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コンプレックスとダイエットと、強い食衝動

私の子供時代

私は、生まれた頃からぽっちゃり体型でした。


物心ついた頃から、いつも身体が重怠くて運動も苦手。幼稚園の頃は、園庭で四葉のクローバーを集めるのが大好きな子どもでした。


小学生の頃には、流行りのフィギュアスケート漫画に憧れてバレエを習いたいと母へ懇願しました。


結果としてジャズダンスを習わせてもらうも、ぷよぷよの身体・ぱんっと張った丸い顔に、母が一生懸命手作りしてくれた発表会の派手な衣装、真っ赤な口紅。


鏡に映ったあまりにミスマッチな自分の姿に衝撃を覚え、子どもながらに大変なショックを受けてジャズダンス教室を後にしました。


コンプレックス

思春期を過ぎてからはますます顔の形や大きさが気になりはじめ、髪を耳に掛けたり、顔を人に見せることが出来なくなりました。


自分の顔がコンプレックスで、当時の写真は殆ど残っていません。


そんな当時の私は、豆腐が良いと聞けば豆腐を食べ、りんごが良いと聞けばりんごを食べ、納豆が良いと言われれば納豆を食べていました。


モデル体型に憧れた私は、身長を伸ばすために毎日2リットルの牛乳を飲み続けました。


因みに身長は、154cm。大人になってから1cm伸びました。


メディアの情報を鵜呑みにした永遠のダイエット

365日、何年も何年も、永遠のダイエッター。

生まれてからずっと、コンプレックスの塊。それが私でした。


劣等感を隠すために、何でも試しました。ダイエットに効く高価なサプリメント・プロテイン。緑黄色野菜・糖質・脂質制限。 


メディアの情報やよくある栄養本を参考にして、自己流ダイエットを続けました。その努力も虚しく、いつも身体はどこかスッキリとしないままでした。


コンプレックスと、自分を好きになれない気持ちが私の中にどんどん育っていきました。


間違った努力とダイエットの末に

そんな間違った努力の末に私に待ち受けていたのは・・・

コントロール不能な異常な食欲と、過食症の発症でした。


正確にいうと、当時の知人の話から「食べたら吐けばいい。」という話を聞いた私は、それをとても良い考えだと思ってしまったのです。


初めは頑張って吐いていたのですが、それが段々とストレスを紛らわすための癖になって、今度は食べずにいられなくなりました。

そんな風にして、私はどんどん摂食障害の沼に嵌っていきました。


体内で起こる現象についての疑問

吐いても吐いても、顔は浮腫んだままでした。


どうして食べてないのに浮腫むんだろう・・

身体の中で何が起こっているんだろう?


私の中には、そんな疑問が常にありました。


今思えば、無理な過食や嘔吐を続けると浮腫むのも当然です。

ですが、当時の私にとっては難しく、全く答えは見つからないまま。


食べなければいい。

食べても吐けばいい。


食事は徹底的に減らし、断食もしました。


そうしているうちに食欲も減り、痩せて、体重は36kg位になりました。周囲からも褒められたりスカウトされたりして、とても自信がついた気がしていました。


強い食衝動と身体の悲鳴

あの時の身体の全神経を支配される感覚。

制御不能な強い食衝動は今でも忘れられません。


まさに、異常でした。


大量のお菓子や惣菜を買い込み、食べ、飲み、何度も何度も嘔吐し続けました。


いつまでこんなことを繰り返すんだろう・・・?

私の身体はこのまま一体どうなってしまうの・・・


恐い。

何とか情報が欲しい。


私の身体の中で何が起こっているんだろう?という疑問への答えを探しましたが、当時は簡単に情報を得る手段が殆どありませんでした。


一人で精神科のクリニックへも足を運びましたが、未成年だったので門前払いを受けてしまいました。


どうすることも出来ない私は、その後、何年も何年も摂食障害・不眠・うつ病と付き合うことになりました。他の諸症状も、ここには書ききれないほど。


私はその経験から看護師を目指すことになったのですが、その話はまた別の機会に書きたいと思います。


気付かぬうちに蝕まれている身体

私は当時、メディアやTVで得た情報を元にダイエットを進めていました。TVやメディアの情報を一切疑うこともなく。


何がいけなかったのでしょう?

あなたは分かりますか?


チョコレートや甘いものがやめられない。

タバコやお酒がやめられない。


そういった方も同じ。

病気です。


病は突然起こるものではないが、突然爆発することは確かにある

病気は突然起こるものではありません。ですが、大きな爆発を伴うが如く目の前に現れることはよくあります。


もう少し具体的にいうと、医師による「診断名がついた疾患」の要素は日々、気付かぬうちに身体の中で育っていたのです。


知らず知らずのうちに身体は蝕まれいて、ある日気がついて医療機関を受診。受診したその日に診断名がつくだけです。


突然の怪我はあったとしても、突然病気になることなんてありえないんです。私たちが気付くまでの期間も、身体は日々自然治癒力を最大限働かせながら、その声を発してくれています。


ですが過去の私も含めて、それに気付かないまま通り過ぎてしまう人がとても多いです。


あなたは如何ですか?


正しい理論と科学的根拠

そんな私も今では、健康そのものです。

しかし当然ながら、病気はなくとも日々の調整が必要です。

また、様々な条件下で体調不良や病気になることもあります。


なので、一日だけ頑張ればいいという話ではないんです。

でも、体調不良の原因が理解出来ているか・出来ていないかで全く状況が異なります。死ぬまで自分自身の身体を熟知し、できる限り維持していく必要があるということです。


大変でしょうか?


糖尿病でやむなく足を切断したり、脳梗塞で何十年も寝たきりになる人もいます。それを死ぬまで何十年と支えるご家族もいます。私の祖母の姉も、脳梗塞による全身不随の夫を何十年と支え続け、夫が亡くなり間も無く、彼女自身も癌となりこの世を去りました。


看護師という職業柄、ある日を境に突然そうなってしまった患者さんも多く見ています。ご本人もご家族も、その方が遥かに大変なことだと思います。


また、体調管理・技術・知識習得の過程を最も効率的に行いたいなら、確かな実績・高度な技術・知識を持つ専門家帆走のもとで行うのが良いと思います。


なぜ専門家の帆走が必要なのか?


それは、身体が化学反応の連続で成り立っているからです。それも、確かな実績・技術・知識を持つ専門家でないと意味がありません。少しずれたりバランスが崩れると、エビデンスも狂うからです。


これも師である竹田氏の教えの一つですが、相談するなら信頼に値する人間であるか、あなたの幸福と成功を心から願う人物であるかという点に最も注意した方が良いです。


残念なことに、実は自分の利益のことしか考えていないという方も、もしくはそこまで深く考えていない人が大半というのが現実です。


知識の習得よりも、出来る限り早く実践・検証すること

とても良い知識や技術も、実践しなければ何の意味も持ちません。これも竹田氏の教えの一つです。実践が全てです。


それは医療の知識を何年もかけて学んだはずの私が鬱病・神経系の難治性疾患を発症し、どの医療機関を受診してもどんな薬を飲んでも治せなかったことからも明らかです。


結局難治性疾患は完治しましたが、治せず悪化した場合の未来を想像するとぞっとします。


良いことと思うことは、出来るだけ早く実践・検証することをお勧めします。そしてその方法は、何度も言いますが確かな実績を持った専門家から学ぶのが最も早いです。


あっという間の人生です。私たちに回り道している時間はありません。


諦めずに実践を続けた結果

私の場合、病気とはその後付き合い続けることなく、病気の経験を確かな学びと経験に変えることができました。


病や不調は、乗り越えることができれば人生における大きな学びとなるものです。


一生涯、過食症・拒食症などの摂食障害に苦しむ人も多いことでしょう。


実際に看護師として勤務する中で、長年の摂食障害で骨粗しょう症にになりお肌も薄くボロボロと剥がれ落ち、髪は薄く、情緒不安定。


あらゆる神経症状や不穏症状、沢山の合併症にご家族もご本人も苦しんでいる。そんな80代のご高齢の女性に出会ったこともあります。


きっと元々は穏やかだったことが予想される素敵な女性でしたが、自分が歩むはずだった未来をこの目で見ているかのようでした。


気付いたなら、変わりたいと思うなら、すぐに実践することが何より大切です。そのサインは、あなたの身体が確かに出しているはずです。


大切な方々にはいつも健やかに、笑顔で過ごして欲しいと心から願っています。


どうか、小さな身体の声も見逃さずに気づいてあげてくださいね。何かあれば私たちへいつでもご相談ください。









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