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この世界はきっと、美しいもので満ち溢れている



ホテルのような建造物。

殺風景で、何もない景色。


ただただ、目の前に広がる白い空間。


あるのは、白い階段と大きな窓。そして、エレベーター。


次々と、エレベーターに乗って

旅に出る美しい女性たち。


それを横目に、仲間と共に駆け寄った大きな窓から見えたのは

流氷のような、いびつな三角形の美しい何か。


黄金色やピンクがオーロラのように反射して、

風に乗って揺れ動きながら

宝石のように輝きを放っている。


幻想的な空と美しい景色が

大きな窓の中を、早い速度で流れるように通り過ぎていく。


見たことも感じたこともない美しさに

気がつけば、目も心も奪われていた。





これは一体何だろう?


もっと、見てみたい。触れてみたい。

そう思いながら、私は息を呑んだ。


不思議なことに、幻想的な景色の数々を見て

これはこちら(現世)のものではないと確信めいたものを感じていた。


ハッとした。

これは、私が生まれる前に見ていた景色だと思った。


ここは、いまと異なる世界。

そう思えてならなかった。


小さな電子音が鳴った瞬間、

ハッと目が覚めて、やはり夢だったのだと気が付いた。


ため息をつきながら、一点を見つめて一連の光景を思い出す。


あれは私たちが生まれてくる前の場所だったなんて、

そんなことを言ったら誰かが笑うだろうか?


私は数日間、あの夢の感動が忘れなかった。


そして、改めて気付いたことがある。


私たちにはお役目だとか、

役割といったものが必ずある。


現代に生きていると、子育てとか、仕事とか

時には、休みたくても休めないなんてことだってあるだろう。


だけど、それすら生命の恵の一つだということ。


何もする必要がなければ、

天性の怠け者の私はきっと何もせず

ぼーっとして生きるだろう。


何もせず、毎日美味しいお茶を飲んで

毎日、美しい景色を眺めて。


長い人生においては、感謝してそんな時を愉しむのも

また良いと思うのだけれど


子育ても仕事も、長い人生においてたった数十年のこと。


大切な役割があるからこそ

誰かと触れ合い、切磋琢磨し、磨かれて


自分の限界値を超えて

成長できるのだとよくよく気付かされる。





そんな大切なお役目の一つに、

この人生において最も重要なものが隠されている。


命を燃やしてでも、果たすべき何か。

誰しも、そんな使命を決めて生まれ来るものなのだと思う。


私たちはきっと、この地球(ほし)の美しさを愉しみ、味わい、

守り継ぐために生まれてきた。


そして、それぞれの使命を果たすためにも。


生まれてくる目的や使命も人によって違うものだ。


けれど、これほどまでに多種多様で

美しい星は他にないのではないか。


キラキラした幻想的な景色。

生命の神秘、壮大な光景。


私たちは、それを味わうために

それらを、大切な仲間と分かち合うために生まれてきた。


涙が出るほどの、至福感。


心地よい幸福感と、喜び。

それを深く感じることのできる慈愛の心。


深い慈愛の心や多様な感性は、

私たち日本人固有のもの。


この世界はきっと、美しいもので満ち溢れている。


私たちにはきっと、それを感じとる能力がある。


そして、私たちはこの美しい地球(ほし)と大切な心を守り抜かなければいけない。


現代を生きている私たちは、

一生懸命であるほどに、何かを追い求め、疲れ、

大切なことを見失ってしまうのかもしれない。


日常の中に、小さな美しさを見出してみよう。


それを感じることのできる、慈愛の心と自愛の心をそっと育んで。

あなたの身体と心を愛して。


小さな感動や喜びの心を呼び覚まして、

子どものように無邪気に楽しんでみて。


今日は、どんな美しいものや景色に出逢いましたか?

あなたの使命は何でしょうか?


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ここに辿りづいてくださって、心から感謝いたします。


大切なあなたが、今日も素晴らしい一日を生きられますように。


愛と感謝を込めて。


Mai







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